平成31年度(令和元年度) 施政方針に関する行政報告
観光につきましては、本市が誇る6S(スポーツ、自然体験、神話・歴史、里帰り、食、産業)を活かした観光振興を進めているところであり、県内一の観光地・高千穂町からの誘客も含め、更なる観光客誘致を図るため、昨年バスク化構想の見直しにより創設した「延岡への新たな流れをつくる誘客事業」の実施を通して、昨年秋には本市初の修学旅行誘致となった台湾の高校生の農家民泊等を組み合わせた誘客が実現したほか、昨年からこれまでに500人を超す方々からツアーへの申込みをいただいております。
また、地産地消促進も期待し、「かわまち広場」内に、新たに「かわまちバーベキュー広場」を整備したところであります。
ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックをチャンスとし、今年を「インバウンド本格化元年」として取り組むことにつきましては、昨年から今年にかけて、外務省事業であるアメリカ柔道大学生の合宿誘致や台湾の経営者40名の方々の延岡での現地商談会、総務省とJICA・国際協力機構の共同事業であるアジア・アフリカ・オセアニア11ヶ国の国家公務員研修団の誘致など、新たな外国人観光客の受入れを実現したところであり、外国人宿泊客も着実に増えています。
また今月、市内の飲食店やホテル・旅館業者等を対象としたインバウンドおもてなし講演会を開催するとともに、現在、延岡観光協会のホームページの多言語化や英語版観光パンフレットの改定を進めております。
また、来月から始まるラグビーワールドカップに訪れる訪日外国人も念頭に、新たな誘客事業について取り組むとともに、県内一の観光地である高千穂町や野球キャンプ等で賑わう宮崎市等を訪れる観光客、さらに、県内の方々も本市に呼び込むための観光情報発信にも先月から取り組んでいるところです。
さらに、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放映効果により認知度が増した西郷隆盛宿陣跡資料館を訪れた観光客に市内周遊を促すため、市内飲食店等とも連携し「西郷隆盛ゆかりの地周遊スタンプラリー」を今月から開始しています。
他にも、ユネスコエコパーク登録を踏まえ鹿川キャンプ場の施設整備を進めるとともに、須美江家族旅行村でのドッグラン整備も進めております。
あわせて、「南部地域等観光資源調査事業」による土々呂地区、伊形地区等への誘客や、北浦町における体験型観光と食を組み合わせた新たな観光メニュー作成にも取り組むなど、市内の様々な観光資源を活かした観光振興を図ります。