平成31年度(令和元年度) 施政方針に関する行政報告

 環境施策につきましては、水環境保全のため浄化槽設置補助事業を行い、単独処理浄化槽やし尿処理槽から合併処理浄化槽への転換を推進するとともに、国の制度改正を踏まえ、新たに補助事業を拡大したところです。また、市民の健康保持と生活環境の保全のため、企業等と個別に公害防止協定を締結しており、排出水やばい煙等の定期的な測定と報告等を求めているところです。
 あわせて、平成29年度より4か年計画で実施している自然環境モニタリング事業につきましては、昨年度からその調査範囲をユネスコエコパークの対象地区である高千穂町・日之影町にも広げ、この西臼杵2町と連携した取組を実施しております。
 さらに、「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」エリア内に位置する北川小学校・北川中学校を「ユネスコスクール研究事業」のモデル校に指定し、持続可能な社会づくりの学習を強化するため、来年度中のユネスコスクール登録を目標に、豊かな自然環境との共生について延岡の将来を担う子どもたちが学ぶための新たな取り組みを進めています。
 廃棄物対策につきましては、昨年度、組織・職員体制の見直しを行い、職員が積極的に区を訪問するなど地域との連携を図り、ごみステーション管理に関する課題解決や不法投棄防止対策等の取り組みを行っているところであり、今後も引き続き、市民や事業者の皆様と行政が一体となって、ごみの減量化・資源化等に取り組み、更なる循環型社会の形成を推進してまいります。