平成31年度(令和元年度) 施政方針に関する行政報告
高齢者クラブにつきましては、円滑な運営を支援するため、これまで、延岡市さんさんクラブ連合会からのご要望を踏まえ、提出書類の簡素化や事務局候補地の提示を行っておりますが、今後も引き続き、さんさんクラブ連合会と協議を行いながら、運営等における課題の解決に努めてまいります。
障がい福祉につきましては、引き続き発達等に不安のある児童に対し、関係機関と連携した早期療育に努めているほか、医療的ケア連絡会において、地域の課題や対応策についての意見交換や情報共有を行いながら、支援体制の充実に取り組んでおります。
また、市役所1階の市民スペースを活用した福祉作業所による物品販売の場である「就労支援アンテナショップ」は、売上も順調とのことで、市民の方からも好評を博しており、今年6月からは定期的な販売に切り替えたところです。今後、広報のべおかやSNSによる周知を図りながら、障がい者の収入増につなげていきます。
加えて、明日28日には、障がい者の働く機会の確保と拡大を図るための取組みとして、市外から先駆的な企業をお招きし、講演会を実施するとともに、市の幹部職員の手話講座も開始するなど、2020年に県内全域で開催される国民文化祭および全国障害者芸術・文化祭にもつなげる取組みを行っているところです。
人権が尊重されるまちづくりにつきましては、今年5月に「延岡市人権教育・啓発推進懇話会」を立ち上げ、新たな条例の制定や「延岡市人権教育・啓発推進方針」の改定等に取り組んできておりますが、そのうち、本市の人権施策に関する基本的な理念や、取組姿勢を明確化するための新たな条例の制定については、これまで精力的に検討が行われるとともに、市民からの意見公募の結果を踏まえながら検討を進め、本議会におきまして、「延岡市すべての市民の人権が尊重されるまちづくり条例(案)」として提案させていただいたところです。
あわせて、「延岡市人権教育・啓発推進方針」の改定の基礎となる市民意識調査の内容や方針等について同懇話会で検討しており、今年10月の実施に向け準備を進めております。
男女共同参画につきましては、令和3年度に「男女共同参画プラン」を改定すべく、その基礎となる市民意識調査を今年度実施するとともに、引き続き、関係機関等と連携を図りながら研修会等を実施し、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。