平成31年度(令和元年度) 施政方針に関する行政報告

 事業承継支援につきましては、今年4月に、県内市町村で初めて、延岡市事業承継等支援センターを設立し、Uターン人材も含めたマッチングなどに取り組むこととしております。

 現在、市内事業者の中で事業や資産を第三者に承継したいという事業者の把握に関し関係者と協議、検討を進めており、また、今年度内に、首都圏等において本市出身者等を対象としたセミナー等を開催することを計画しており、具体的な成果を上げるよう取り組んでまいります。
 さらに、全国規模でWEB上での事業承継マッチングを実施している㈱トランビと協議を重ねながら、事業モデルの構築に取り組んでいるところです。

 ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う、訪日外国人観光客等による市内消費促進を図るためのキャッシュレス化推進につきましては、市内のホテルや飲食店等を対象とした「インバウンドおもてなし講演会」を先日開催し、さらに、来月上旬にも市内事業者を対象にしたキャッシュレス化に関する説明会を予定しており、外国人観光客等の消費を呼び込むための店舗側の意識啓発等に取り組んでおります。
 また、来年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、大会組織委員会や国等と協力して地域の魅力を世界に発信する組織「2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合」が実施する「インバウンド×キャッシュレス地域経済活性化最先端モデル事業」に本市が採択されたことで、より多くの外国人観光客等が利用する国際ブランドのキャッシュレスに対応した決済端末を、市内事業者が無償で導入できるよう対応を行ったところです。

 ヘルストピア延岡につきましては、今年3月に有識者や公募により選考した市民の方々からなる「ヘルストピア延岡ビジョン策定検討委員会」を立ち上げ、今後の施設のあり方や方向性などを示すビジョンの策定を目指し、現在、議論を重ねております。
 また、私の公約の一つであります「子どもも大人も楽しめる施設」の整備の試行的な取り組みとして、夏限定企画「ヘルストピアキッズランド~子どもも大人もおもちゃで遊ぼう!~」を先月から開催しており、多くの子どもや大人で賑わっているところです。
 ヘルストピア延岡でのこの企画は、今月末までの開催となっておりますが、今回のイベントの開催状況や「ヘルストピア延岡ビジョン策定検討委員会」の意見等も踏まえ、さらに検討を進めてまいります。